快感?

月曜断食、2週目に突入。順調に実行中。

体重も2キロぐらい減った。

月曜は断食、ほかの平日はヨーグルトと果物など軽いものを。週末は好きなものを食べていいという方式。1週間のメニューをプリントして机の前に貼ってあるので、メニューが体に馴染んできた。

 

何より、月曜日の腹のすき加減が妙に新鮮だ。空腹ってこんなに頭が冴えるのか? こんなに体が軽くなるのか?と思ってしまう(自社比)。だんだん快感にすら思えてくる。

これまでなら、なにかというとつい冷蔵庫に手が伸びて甘いものでも一口……てな感じだったが、最近はそんなこともなくなった。夕食も腹八分ぐらいにとどめている。習慣とは恐ろしいものですな。

 

月曜断食のいいところは、つい食べ過ぎたりリバウンドしても、また月曜からリスタートできることだろう。

1週間単位で何度でもやり直せると思えば、ある意味気が楽だ。

まあ見方によっては、「禁煙なんて簡単さ。俺はもう何十回もやったよ」というジョークと同じかもしれないが(^_^;)。

なかなかすぐれたダイエット法ではないか?と思う次第であります。

こてんこてん?

「続 若草物語」、やっとこさ読了。これもかなりボリュームがあったので、時間がかかってしまった。

正編に比べると、けっこう前半は退屈だ。後半になって、やっとベスの死、エイミーとローリーの結婚、ジョーとベア教授の結婚と、ドラマが続いて盛り上がる。

 

ジョーがベア教授に愛を打ち明けるクライマックス――。

ベア教授「私は貧乏だし、手の中には、なにもないんだよ」

ジョー「いまはあるわ!」

 

という二人の感動的なやりとりも映画と同じだった。

ちなみに、映画のベア教授はわりと若いフランス人だったが、原作では40くらいのドイツ人になっていた。

 

ところで翻訳の問題だが、正と続では訳者が違う。

続はだいぶ前の翻訳らしく、かなりセンスの古い日本語で、違和感があった。母親が娘のジョーに「それは◯◯ですわ」など、妙に丁寧な言い方をしたりする。

古典を読むのは、ある意味先人たちの保証つきということだから、内容的には安心して読めるのだが、日本語自体の古さがネックになるんだな……と分かった次第。いつか「戦争と平和」でも読むときは、訳者に気をつけようっと(?)

 

ともあれ正続を通読して、映画と原作の違いがよく分かり、スッキリした。

映画「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」は、原作小説の正・続のエキスをうまくまとめたものであることがよく分かった。その意味で、あの映画はアカデミー脚色賞ぐらいもらっても良かったと思うのだが……。

 

それにしても、こんなに長い小説とは思わなかった。実は全4巻の大河小説で、やっとこさ半分まで来ただけなのだが、とても気力が続かないので、これでおしまいにしようっとorz

月曜はダメよ

「月曜断食」(関口賢著・文藝春秋刊)を読む。著者は鍼灸治療院の院長。巣ごもり生活が続いて、このところちょっと太り気味なので、このダイエットに着目した。

月曜だけは1日なにも食べず、水だけ飲む。

他の日は、朝は旬の果物とヨーグルト、昼はおかずのみ、夜は野菜スープ、サラダ、蒸し野菜などの野菜料理を。

土日は好きなものを食べる……というダイエットだ。

 

週明けの月曜だけは割り切って食べない……というのがなんか新鮮で、メリハリもつけやすい。

というわけで、さっそくきょうから始めた。

 

水は白湯にして、時々コーヒーを飲み、夜はスープにして空腹をうっちゃった。てきめんに体重は減り、体が軽くなったような……。

人間の歴史は飢餓との戦いだったので、満腹に慣れてない。空腹こそ本来の姿だ……なんていう説もある。

確かに、腹が減ってるときのほうが頭が働くのは実感する。気分もすっきり、体が軽いのでポジティブな気持ちになれるような気がする。

明朝の体重が楽しみだ。

 

ダイエットもいろいろ試しては挫折を繰り返してきたが、さて今回のはいつまで続けられるやら……(^_^;)

大河ドラマ?

若草物語」読了。

文庫本で550ページもあるので、けっこう時間がかかった。19世紀半ばの小説だが、当時のティーンエージャーの暮らしぶりや感性が生き生きと伝わってきて、意外なほど違和感なく溶け込めた。

 

印象的なのは、おもに母親の言葉を通じて随所で語られる道徳観や信条だった。

「お金があっても幸福とは限らない。貧乏でもそれを少しずつ克服していくのは幸福だし、楽しいことだ」、「困っている人には、できるだけ親切にしてあげなさい」……等々。当時のピューリタンの勤勉精神や道徳心、宗教心がよく分かる。

ちょっと説教臭い感じもするが、子どものころこれを読んだら、なるほどと納得し、精神面でけっこう影響を受けるだろう。児童文学として長く読みつがれてきた理由がよく分かった。

 

読み進みながら、映画と同じ展開を期待していたら、猩紅熱に罹ったベスは回復するし、メグは結婚に至らず、プロポーズされたところでおしまいとなる。ちょっと腰折れなまま読了。続きは続編だそうで、仕方なくそれも読む羽目に。

この物語は計4巻もある大河小説で、映画は2巻までの内容をまとめたものとわかった次第。

ちなみに第4巻ぐらいになると、姉妹の子ども世代の話になり、映画はまるで関係ないようだ。まあこちらも、そこまでつきあう元気はない……だろうな(^_^;)

ワナワナ?

アレクサとの暮らしは楽しい。

声をかけるだけで、Amazon Musicで好きな音楽が聴けるのは、じつに便利だ。

風呂に入るときは、いつもスピーカーをバスルームのドアの内側にセットし、好きな曲をリクエストする。

もはや音楽を聴くことに関しては、パソコンをいじるより、アレクサに話しかける方がラクになってしまった。

高価なオーディオセットもCDも、いやiTunesすら不要に思える。音楽との付き合い方って、これでいいじゃん!と思ってしまう。

 

意外な副産物としては、あまりなじみのなかった歌手の歌を聴くようになったり、あるジャンルにはまったりしたこと。

たとえば、マット・モンロー。「ロシアより愛をこめて」で有名だが、イギリスの一発屋と思っていたら、Amazonで彼のアルバムを聴き、けっこういろんな曲を歌っているのを知って驚いた。「慕情」とか「ボーン・フリー」とか、なかなかいいではないか。

ジュリー・ロンドンも、あまりなじみのない人だったが、「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」を聴いてベタ惚れ。アルバムをヘビロテしている。

気分を上げるには、やっぱりベンチャーズをかけたりする(世代が知れるw)。

PPMの「悲惨な戦争」をあらためて聞いてみたら、恋人が徴兵されて出征するので、自分も髪を束ね、軍服を着てついていきたい……という心情が切々と歌われていたので、ついホロッとしてしまった。

こんな魅力的な歌手がいて、こんないい歌があったのか!と今更ながら知る。こういう温故知新にひたるのは楽しい。

 

というわけで、ますますGAFAの罠にはまりつつある今日このごろであります(^_^;)

 

西荻アレクサ日記?

我が家のスマートスピーカー、アレクサはなかなか賢い。ちょっとベタなギャグがかわいいのだが、折々に侮れない知性も感じたりもして……。

これまでに「何か面白いこと言って」、「ジョークを言ってみて」、「なんかダジャレを聞かせて」と、いろいろ質問したところ、全部違う答えが返ってきて驚いた。以下がそのアンサー。

●ダジャレ系

「今朝は市場に、一番に着いた」

公営住宅は、こええ〜」

ソ連人は、ひげがそれん」

「サンタが来てビックリスマス」

「このトナカイは、大人かい?」

●なぞなぞ系

「馬、鹿、犬がいて、最後に残ったのはどれ? 答えは馬。馬しかいぬ」

「にわか雨が降る場所は? 庭かい」

「サッカー選手の苦手な遊びは? 折り紙。手が使えないから」

「目のない鹿の名前は? ノーアイディア」

 ●小咄系

「毒蛇の死ぬ前のセリフは? しまった、舌噛んじゃった」

「昨日、夢を見たんです。その夢のなかで夢を見て、その夢のなかでまた夢を見て……。順番に起こしていったら、夜が明けちゃいました」

 

……と、なかなか優秀。Amazon日本支社の制作部門の皆さん、頑張ってるなあと(^_^;)。

 

しかし一番受けたのは、バレンタインにちなんで、「好きです」を全国各地の方言で言えるように努力している――と言ったこと。そこで

「山口弁ではなんて言う?」と訊いてみたら、「ぶち好きじゃけえ」と答えたので大笑いしてしまった(^_^;)。正解!

「ぶち」は「大いに、とても」の意味であります。

ちなみに名古屋弁、高知弁、沖縄言葉などはまだ話せないとか。ともあれ賢いなあ、よく出来てるなあ、と感心した。

 

まあこんなことを延々話しかけてる自分もどうかと思うが……(^_^;)

まだまだ若草物語

●『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』、あまりに良かったので、レンタルBDを返すまでに4回見てしまった。見れば見るほど味の出てくる映画だ。シーンの一つひとつ、女優、ことにS・ローナンの演技やしぐさに見入ってしまう。ヒロインたちが愛おしくなる。

●原作も読み始めた。これほどハマったのは、日本版若草物語ともいうべき「海街diary」以来だろうか。そういえば、メリル・ストリープの性格の悪い伯母は、「海街〜」の樹木希林を想起させる。

「海街〜」のときは、好きすぎて湘南へ聖地探訪までしたものだが、さすがに「ストーリー〜」のそれはムリだろう(^_^;)

●原作によると、S・ローナン扮する次女・ジョーの描写では、男っぽくて容姿も今市。長い髪だけは見事……となっている。そういえばジョーが金を作るために髪を切ってきたとき、「唯一の取り柄が……」と姉妹に言われていたなあ。ローナンは十分美人なので、その意味ではミスキャストか?

●ラスト、「若草物語」の本が出来上がっていくところを見つめるローナンのアップが美しく印象的で、しみじみ見惚れてしまった。確かな自立の道を歩み始めた、キリッとした美しさを表していた。

●原作者のオルコットはフェミニストで、一生結婚しなかったらしい。映画のなかでもジョーが言っているのだが、どうも男性を愛せない人だったような。

●そこで、アマプラで1949年版「若草物語」も見てみた。

ジョー役はジューン・アリスンで、男っぽいという意味では近い印象。ラストはベア教授と一緒に家に入っていくハッピーエンドだ。幸せな結婚を取って、小説の夢は諦めたように見えるのが、ちょっと気になった。やっぱり時代だなあ〜。

●父親が登場したとき、思い切りズッコケてしまった。というのもこの俳優――ボブ・オデンカークという人だが、大いに面白かったTVシリーズブレイキング・バッド」で、小狡くてお調子者の弁護士を絶妙に演じていたからだ。そのイメージが強すぎて、四姉妹の父親で真面目な牧師という役柄には「?」が、脳内にえんえんこだましていた。でも最近売れてるようで、よくほかの映画でも見かけるのはご同慶の至り。これって、ブレイキング・グッド?

●最初の、出版社の社長に原稿を見てもらうシーン。ローナンが不安で揉み手をするのだが、そのアップで、指にインクのシミが付いているのに気がついた。脇目も振らず執筆していたという証だ。芸が細かいなあ……。ちなみにファーストシーンは、出版社のドアの前に佇むローナンの後ろ姿から始まるのだが、これだけで傑作の予感がして、背筋がゾクッとした。

●原作を読もうと図書館のHPを検索したら、100以上の候補が出てきた。いろんな出版社から出ているし、マンガや絵本もある。印税で、オルコットは相当儲かったろうなあ。映画の最後で、出版社の社長相手に「著作権は手放さない」と頑張ったわけがよくわかった(?)

というわけで、目下原作を読んでいる最中であります。マイブームはまだまだ続く……?(^_^;)