世界遺産

憲法九条を世界遺産に」(太田光中沢新一)を読む。


世界遺産というと、先日訪れた日光東照宮を思い出す。
本殿の天井画は、300年前に描かれて以来そのままの状態を
保っているという。
これにしても白川郷にしても、なくなって困ると
いうものではないが、あれば人々の心になにかしら拠り所というか
日本人としての誇りや未来への指針といったものを
もたらしていると思う。
憲法九条も、同じようなところがある。


九条を世界遺産になぞらえた太田のセンスが秀逸で、
いい商品はネーミングで全てが分かるという見本のような本。