2006-11-10 世界遺産 「憲法九条を世界遺産に」(太田光・中沢新一)を読む。 世界遺産というと、先日訪れた日光東照宮を思い出す。 本殿の天井画は、300年前に描かれて以来そのままの状態を 保っているという。 これにしても白川郷にしても、なくなって困ると いうものではないが、あれば人々の心になにかしら拠り所というか 日本人としての誇りや未来への指針といったものを もたらしていると思う。 憲法九条も、同じようなところがある。 九条を世界遺産になぞらえた太田のセンスが秀逸で、 いい商品はネーミングで全てが分かるという見本のような本。