アカデミー賞斜め読み

●功労賞にエンニオ・モリコーネ。プレゼンターが
イーストウッドというのは、ふたりとも「荒野の用心棒」で
ブレークしたから……という意味か? こういう組み合わせの
裏の意味をさぐるのも、映画ファンの楽しみのひとつ。


●幕間のアトラクションで、人の組み合わせで作品賞候補の
影絵を作るというアイデアには感心。とくに
リトル・ミス・サンシャイン」の、バンを作ってしまうの
には唸った。日本アカデミー賞は見習え! ムリだろうけど。


●女性司会者って、可もなし不可もなしって感じ。
ワタシ的には、スティーブ・マーティンが好き。


スピルバーグは、「硫黄島~」のプロデューサー。
監督賞のプレゼンターのひとりにスピルバーグがいたので、
イーストウッドの監督賞はないなと思ったら、
その通りになってガッカリ。


●主演女優賞のヘレン・ミレンって、テイラー・ハックフォード
(『レイ』の監督)の奥さんなのね。


●プレゼンターにディカプリオとアル・ゴアが出てきて、
環境についての話をしたあと、
「ゴアさん、きょうは重大な発表があるんでしょ?」とつつかれて
ゴアが「実はね」と、内ポケットからなにやら封書を取り出す
ところで終了の合図。大統領選に出るのでは?というジョークだが
こういうアップツーデートなネタは面白い。


助演女優賞ジェニファー・ハドソンって、そりゃそう
だろな。歌むちゃくちゃうまい。これで芝居もうまいわけだから、
黙ってるだけの菊地凛子に勝算はなかった(^^;)。


●最後に、作品賞・監督賞が「ディパーテッド」って、
一気に脱力(゚o゜)\バキ
アカデミー会員は、オリジナルの「インファナル・アフェア」を
見てないのか!? ディパのいいとこは、インファの
いいとこどりに過ぎない。スコセッシは、オスカーの半分を
インファのスタッフにやれ!(^^;)