太っ腹

五木寛之の「親鸞」上巻を、無料でネット公開する――という
新聞広告を見た。
本が売れないいま、ずいぶん太っ腹な話である。というか、
「売るモノがたくさんある人はいいなあ」というのが、
第一印象であった(^^;)。
出す本出す本、その切り口がいちいち時代に合っているから、
売れるのも頷ける。
作詞家としての印税収入もあるだろうし、
ラジオ深夜便『わが人生の歌がたり』のように、喋らせてもうまい。
講演なんかでいくらでも稼げそうだ。


あえてアラを探せば、作詞家としてはあまり実績がないことだろうか。
先日、『わが人生の歌がたり』のイベントで、五木の歌を
何人もの歌手が出て歌っていたが、知らない曲ばっかりだった(^^;)。
やはり人間には、なにか死角があるんだなあ……と、
ちょっぴり安心したのだった(ほとんどひがみw )。