日米タイトル合戦

Tジョイ大泉で、「世界侵略:ロサンゼルス決戦」を見る。
東日本大震災で上映が延期されたというケチのついた作品だが、
Tジョイに行ってみて、そのさらなる不遇ぶりに同情した。
8つある中で、一番小さなシアターでの公開なのである。ナンダカナーw
内容も世界侵略とは大きく出たが、なんのことはない、
本筋は海兵隊の1小隊とエイリアンとの狭い地域での戦いを
描いているのみで、正確には「エイリアン襲来:ロサンゼルス局地戦」
とか、「エイリアンvsUSマリーン:地獄のコンバット」とか、
そんな感じのタイトルにしたいところだ。
プライベート・ライアン」をさらにリアルにしたような
戦闘シーンの連続で、カットは短いしカメラもよく揺れるしで、
なんだか疲れてしまった。
退屈はしないが、かといって人に勧めるほどのものでもない。
海兵隊のPR映画、アメリカの挙国一致体制推進のプロパガンダ映画と
してはまあこんなもんか。


面白かったのは、映画を見た後だった。ロビーへ出ると、
反対側のシアターから若い女性が山のように出てきて、トイレに
雪崩れ込んでいるのだ。Tジョイでは滅多に見られない、
長蛇の列が出来ている(夜中の3時過ぎでっせ)。
はみだした女性たちは、なんと向かい側にあるリビングOZ(西友)の
トイレにまで遠征していた。
いまどき、こんなに若い女が押し寄せる映画とは何か?と思ったら、
探偵はBARにいる」だった。
うーむ、タイトルのスケール感なら、「世界侵略――」の方が
数段上なのに……(そういう問題じゃないか)。
興行とは難しいもんでありますなあ (^^;)。