大脱走

またBSで「大脱走」を放映していたので、後半の脱走シークエンスを
中心に見る。
最後に、ナチに射殺された50名の脱走者への献辞が出るのだが、
「この映画を50名の戦没兵に捧げる」となっていた。
あれ、なんか違うな?と思って以前の日記をひっくり返すと、
2005年9月放映のBSでは「この映画を50名の戦没者にささぐ」 、
当時持っていた市販DVDでは「この映画を50名の兵士にささげる」と
なっていたようだ。
うーむ、微妙に違うなあ。
戦没者というと、ナチに不法に射殺された怒りや抗議のニュアンスが
伝わってこないので、DVD版が無難なところだろう。


それにしても、あらためて見直した「大脱走」は、リメイクの
難しい映画ではないか、と思った。
前半の地味な穴掘り工作のシークエンスは、事実に忠実に
作らざるを得ないだろうし、それでは旧作と差別化がしづらい。
現代の観客は退屈してしまうような気がする。
後半はオートバイアクションを派手にしたりして、見せ場は
いくらでも作れるだろうが、やりすぎると前半のタッチとかけ離れてしまう。
それに、やはりマックィーンの代わりはいないしなあ……(^^;)