絵になる男

今年のオールスターは、大谷翔平一色だった。
なにしろカメラが大谷クンをやたら追いまくる。アナウンサーが話を振る。
スラッとした長身に長い足、それに甘いマスクときては、絵になること
この上ない。それでいてピッチャーもやりヒットも打つ二刀流……と
なると、もはや敵なし。
言っちゃわるいが、ほかの選手がみなダサダサに見えた。
人は見かけが10割……というのを再確認したオールスターだった(^_^;)。


3戦目の翌日、朝日新聞のスポーツ欄は、彼を大々的に取り上げていた。
で一方、読売はどうかといえば、左端に小さな扱い。
想定のと範囲内とはいえ、やっぱりな〜と思う。
かつてイチローパ・リーグでブレークしたころ、彼がどんなに
活躍しようと、巨人より目立たせまいと、一生懸命小さく扱っていた
ことが思い出される。
読売のその努力は、涙ぐましいほどだった(せこいともいう)。
しかし、いまや時代が違う。
巨人と読売・日テレグループが、メディアの力で一強多弱を続けられた
当時とちがい、いまはCSなどで野球のすべての試合が放送され、
YouTubeでも見られる。メディアの露出度については、かなり
公平化されてきたといっていい。
それに、地域に根づいたチームづくりという点で成功した
日ハムや楽天に対し、ひたすら企業スポーツの冠に固執し、
ファンサービスって何だ?という感じの巨人は、どんどん時代遅れの
悪いイメージになっていくように思える。
これを挽回するには、もっと男前の選手を入れるしかあるまい(^_^;)。
何をやっても絵になる大谷クンを見ながら、そんなことを
考えたのでありました。