前途多難

「64(ロクヨン)」(横山秀夫)を読んでいる。昨年の
国内ミステリーベスト1作品。まだはじめのあたりだが、
早くも疲れ気味だ。
というのは、つまらないのではなく、本が重すぎるのだ。
ハードカバーで646ページという質量は、腕にずっしりこたえる。
ロッキングチェアの肘掛けに肘をついて本を支えていると、
すぐに腕が疲れてくる。寝転んで仰向けに読むと、これまた
すぐに忍耐の限界が来る。かといって、きちんと机の上に置いて
読むのは、なんだか教科書に相対しているような気がして、
ぞっとしない。
はたして最後の結末までたどり着けるのか、不安だ。
こういうときは、しみじみ電子書籍で読むのがラクだなあ……と
実感した次第。
こうしたらラクよん、という読み方はないものか?
ロクヨンだけに)。