「永遠の0」

大泉Tジョイで、「永遠の0」を見る。
原作にほぼ忠実な作りで、ミステリアスな展開に
引っ張られ、後半はけっこう泣けてしまった。
とくにラスト、青年が見上げる空に、特攻に向かう
祖父のゼロ戦が忽然と現れ、そして敵艦に向かって
突っ込んでいくシーンは、理屈抜きに震えがきた。
語り部として次々に出てくる、じいさんたちの存在感も
すごい。とくにヤクザの親分役の田中泯には目を瞠った。
この人を初めて見たのは「たそがれ清兵衛」だったが、
すごい存在感と迫力に、いったいこの人だれ?と
唖然としたものだ。


しかし意外や意外、もっとも驚いたこの映画のキモは、
特撮部分だった。ゼロ戦も空母・赤城もじつにリアルで、
まるで本物のよう。VFXの出来の良さにビックリし、
日本映画もここまで来たか……という感慨に浸った。
元ミリオタ少年としては、この調子で、昔見た
戦争映画「太平洋の嵐」やら「太平洋の翼」やらを、
どんどんリメイクしてほしいものだ。
ま、その可能性は永遠に0ではないだろう……ナンチッテ(^_^;)