注意力

映画を見ていると、ヘンなところに目が行ったり、
本筋とあまり関係ないところが気になってしまう。
たとえば、「地獄でなぜ悪い」(園子温監督)を
見ていて、知人のカメラマンが堂々と出演して
いたのを発見、うれしくなってしまった。
ところが、映画好きの某氏はそのカメラマンを
知っているにもかかわらず、そのシーンにはまったく
気づかなかったという。
あんなに露出していたのになあ……?


またたとえば、「ラッシュ」(ロン・ハワード監督)。
1976年のF1レースを争った2人の男を描いた映画だが、
享楽的な主人公、ジェームス・ハントは、ファッション
モデルの美しい妻に愛想をつかされ、別れる。
そして彼女は、エリザベス・テーラーと別れた
リチャード・バートンと再婚するいう事実に
驚かされるのだが……。
ワタシが気になったのは、最後のレースで、ハントを
心配してテレビにかじりつく元妻のうしろを、誰かが
うろうろしているシーンだ。「あれがリチャード・
バートンなのか?」と気になって仕方がなかった。


ことほどさように、ワタシの注意力にはなかなかの
ものがある。
まあ散漫ともいうかもしれない(^_^;)。