陰謀説?

いまだくやしさがぬぐえない、女子ワールドカップ勝戦での大敗。
序盤で次々にゴールを決められていく脱力感には、
なんだかB29に竹槍で対抗しているような既視感(?)があった。
なんでこうなるのか?といろいろ考えていて、そうだこれは
陰謀ではないか!?と思いあたった。


先日の米国議会での安倍首相の演説は、米国人を相当いい気持ちに
させたと思う。あれは、コピーライター的に見ても、なかなか
素晴らしい内容と構成だった。
まずは歴代の駐日大使への感謝の表明。
かつて米国留学した彼が、ホームステイ先の、いかにも米国的な
気のいいおばちゃんに親しみを感じたという、庶民的なエピソード。
硫黄島の戦闘で生き残った米国軍人と、栗林中将の孫との劇的な握手。
ラジオで親しんだキャロル・キングの「君の友だち」の紹介から、
東日本大震災で行われた米軍のトモダチ作戦への感謝……etc.。
あれだけ感謝され、持ち上げられて(しかも真実味がこもっている)、
うれしくならないアメリカ人はいないだろう。
人の気持ちを良くするという意味では、非常によくできた
文章だったと思う。


そこでだ。
なでしこの大敗は、ここからの流れで、日米同盟をカッコと
したものにするための、ダメ押しの一手であったのだ。
序盤の怒涛のゴールでいい気持ちにさせ、後半はちょっと焦らせて、
しかし結局は負けで終る。
ああ日本はかわいい奴だ、これからも一緒にやっていこう、と
思わせるに十分な負け方ではないか(^_^;)
中韓なんかやっぱり信用できない、日本がやはりアジアにおける
最高のパートナーだよな……と再認識させるための、
壮大な陰謀であったのだ。


……と、くやしまぎれに妄想してみたのでありました(^_^;)。