信頼できる記事

いわゆる嫌韓本は飽きるほど読んだが、最近読んだ
「韓国と日本国」(若宮啓文、権/五〓※表示できず)は、
ある意味意表をついて面白い本だった。
というのも、普通なら韓国側が日本の植民地統治や歴史問題を
責め、日本側が反論する、という図式なのだが、
この本はそれが逆さまになっている。
朝日新聞編集主幹の若宮氏がもっぱら韓国を
ヨイショして日本を貶めると、元ジャーナリストで
金泳三政権の副総理だった権氏が「いやいや、そうでもなくて、
日本もいいことをしてくれた」と修正するのである。
この逆転現象がじつに面白く、漫才みたいで、
随所で笑ってしまった。


ちなみにこの若宮という人、朝日を辞めたあと、韓国の
大学教授になったという。
そこまで彼の国が好きだったのか……と唖然とするが、
今読むと、まあそれも納得の論調だ(本は2004年刊)。


朝日に関しては、去年の慰安婦強制連行に関する訂正記事の
一件以来、幻滅してすっかり読む気をなくしてしまったが、
多少の例外もある。おくやみ欄だ。
これは朝日がいちばん充実しているので、いまでも
ネットでつい目を通してしまう。
朝日で最も信頼できる記事ではないだろうか?(^_^;)