究極のぼっち

CSで「オール・イズ・ロスト」を放映していたので、
つい見てしまう。
R・レッドフォード主演の、海難サバイバル映画。
登場人物はレッドフォードのみ。いわば、レッドフォード版・
太平洋ひとりぼっち(?)だ。


海の真ん中で、船腹に穴があいて浸水するヨット。
沈没の恐怖と次々に襲い来る事態に、経験豊富なヨットマン
らしく、対応するディテールが面白い。
とくに、海水から真水を作る仕掛けにはちょっと感心した。
見ものは、撮影当時76歳だったという彼が、マストに上ったり
水中に潜ったりの、フル稼働状態。
大丈夫か、レッドフォード!?
はたして主人公が助かるのかどうかハラハラするが、
スタッフもリアルに心配だったろうなあ、
撮影中にボックリいくのではないかと(^_^;)。


それにしても……レッドフォードも年を取ったものだ。
明日に向かって撃て!」の頃の若さ、カッコ良さをつい
思い出してしまう世代としては、なんだかしんみり
してしまう映画でありました。