あれこれ

見るともなく見ていた、大晦日の紅白。なんで男のトリが
近藤真彦なんだ?――というのが、最大の疑問だ。
彼の歌がリバイバルヒット?したわけでもないし、いまさら
「ぎんぎんぎらぎんに……」とか歌われても困る。
喜んだのは、これで多少印税の入る、作詞の伊集院静くらいだろう。
やはりトリといえば白組は三波春夫、紅組は美空ひばりあたりで
決めていた時代が懐かしい(古い?w)。


西荻には雰囲気のいい純喫茶がたくさんあるのだが、最近は
すっかり行かなくなった。
というのも、個人のやっている店だとあまり長居するのも悪いし、
なにかと気を使われるのにも気を使う。
好きなだけ本を読み、ちょっとうたたねもしたい(?)となると、
どうしてもチェーン店系のカフェになってしまう。
そこで、落ち着ける雰囲気、イスの座り心地、コストなど
いろいろな角度から検討すると、サンマルクカフェあたりが
ちょうどいい感じだ。だが、残念ながら西荻にはない。
スタバはいらないが、サンマルクはぜひ西荻に来てほしい、と
切に願う。
具体的にいえば、北口ドトールのとこにできれば最高だ(^_^;)


「満願」(米澤穂信著)を読む。一昨年の各種ミステリベストテンで
1位を独占した話題の作品だ。
短編のどれもが意外性、展開の面白さ、そして緻密な構成と、
うならせる出来だ。ちょっとした描写にも伏線が張ってあり、
あとでなるほど、と納得させられた。
著者はまだ30代半ばというのに、この才気はすごい。
日本のミステリー作家の層の厚さに、あらためて感心した。
それにしても、図書館でリクエストしたのが、ほぼ1年以上前だった
ような……(^_^;)。読みたいという満願はかなったが、昨年の
ベストテンでまた1位となったこの人の「王とサーカス」は、
いつになったら読めることやら……?(^_^;)