原作もいいなっと

海街Diary」が良かったので、原作のマンガを読んでみた。
著者は吉田秋生、7巻まで出ている。
映画で印象的だったセリフも頻出するし、逆に映画では
省かれていたエピソードがかなりあり、「へえ〜、
こんなこともあったのか!」と、なかなか楽しめた。
逆に言うと、映画の脚本はこのマンガをうまく
ダイジェストしたもの……ともいえそうだ。実に面白い。
7巻の最後に達すると、「え〜、ここで終るのか。早く
次を読みたいぞ!」と心底思ってしまった。


それにしても、少女マンガと思いきや、けっこう深い人生の
機微や感情のゆらぎを描いているではないか。
日本人ならではの繊細な感性と匠のわざを感じる。
これだけの大人の鑑賞に耐えうるドラマを構築した創作力。
日本のマンガのすごさに、あらためて感嘆した。
これまでほとんど読む気のなかった女性マンガ家の作品も、
要チェックだなあ……と思わされた次第。


原作マンガといえば、映画で末妹を演じた広瀬すずの主演作
ちはやふる」が今週末に公開される。
映画も見たいし(主題歌がPerfumeだしw)、
原作のマンガも読まねばならない。
いまのところ、30巻まで出ているらしい。
うれしいような、気が遠くなりそうな……(^_^;)