敬老の日の決意?

スティーブン・キングの新作「ミスター・メルセデス」を読む。
上下2巻、計700ページの長尺ミステリー。
エドガー賞受賞作ということで期待したのだが、さほど盛り上がらず、
ちょっとガッカリ。
しかし、途中でやめてしまうのもなんだかシャクだ。
途中からセリフ中心の飛ばし読みに移行、なんとか読了した。
ああ辛かった……Orz
キングは出来にムラがあるなあ。


心の病を持つ女性・ホリーのことを「カレン・カーペンター流ダイエットを
一年ほど続けたあとのレイア姫に見える」という箇所が
唯一面白かった。
解説によると本作は新シリーズの第一作であり、すでに第二作、
第三作も米国ではベストセラーになっているとか。
キングもいいかげんいい年だし、巨匠なのに、まだそんなに
書きたいのか。いや書くことがあるのか。
いやはやおそるべきエネルギーだ。


しかしじつは、この本でいちばん閉口したのは、活字がやたら小さくて
読みづらいこと。「高齢者は読むな」と言われているようだ。
敬老の日になんとか読み終えただけに、よけいイラッとした(^_^;)


敬老の日といえば、ワタシも周囲から尊敬されてしかるべき範疇に入ってしまった。
誰か敬意を払ってくれるのかと期待したが、あまり人に会わない
生活ではそんなこともなく、つまらない勧誘の電話に
応対させられただけだった。ああ、時間のムダ……Orz


残り少ない人生の時間を有意義に使うためには、面白い本を
厳選して読まなくては……と、決意を新たにしたのでありました(^_^;)