芋の子

きょうもきょうとて、ふれあい入浴で成田東の某銭湯へ。
ここは露天スペースが広く、何種類もの湯船がある、ちょっとスーパー銭湯
近いリッチなお風呂。これが100円とはお値打ちだ。
みんなそれを知っているのか、店の前には自転車がいっぱいで、いや〜な予感が。
中に入ると、いやはやもう年寄りだらけで、まさに芋の子を洗うよう。
世間にはこんなにヒマなじいさんが多いのか!
……あ、オレもそのひとりだった(^_^;)
同じ湯船で暖まりつつ、じいさんたちの話を聴いていると、いろいろ突っ込みたくなった。


「この間、松田聖子のディナーショーへ行ったんだけどね。つまみとかえらい高いんだよ。◯◯がいくらで◯◯が……」
「若いねえ。で、ペンライトを振ったの?」
「振らないよ、そんなもの」
(アンタの頭がペンライトだろっ)


「きょうはいい天気だったねえ。明日はどうなの?」
「明日はいいみたいよ。でも明後日は悪くなるとか……(以下うだうだ)」
(どうせヒマでどこへも出かけないだろっ)


「しかし宝くじって当たらないねえ。いつも有楽町のあそこで買うんだけど」
「オレの知り合いは、わざわざ新幹線であそこの売り場に買いに来るよ(以下、うだうだ)」
(全部買い占めれば絶対当たるよ!)


「この間、三人で温泉へ行ったんだけどね。71、81、91とちょうど10歳ずつ離れてるんだよ、アハハハ……(以下、うだうだ)」
(だれがいつ逝っても不思議じゃないねえ)


「四谷の駅の近くに☓☓っていう、うまい寿司屋があるらしいんだけどね、場所がわかんないんだよ」
(それだけ分かってりゃ、ググらんかい!)


年寄りの話を聞いていると、なんだかほのぼのするような、イライラしてくるようなオレはまだ若いのか? 修業が足りないのか?(^_^;)
まあ同じような歳になれば、きっと自分も同じような話をうだうだしてるんだろうな……www