新旧比較

ツタヤの高すぎ新作レンタルで「マグニフィセント・セブン」を見る。
あまり期待せずに見たのだが、やはり今市今仁の哲チャンだった。黒澤のオリジナルはもとより、スタージェスの「荒野の七人」にも及ばない。


そもそも、リーダー役がデンゼル・ワシントンというのはまあいいとして、マックィーンに当たるキャラが、クリス・プラットってのはどうよ。
チャラいんだよ。100年はえ〜よ! 比べ物にならんだろうが!……と、激しく突っ込んでしまった。
俳優でアレ?と目を引いたのは、ガンマンを雇う側のヒロイン、ヘイリー・ベネットぐらいだった。
この人は売れるぞ!と思ったら、一緒に借りてきた「ガール・オン・ザ・トレイン」にも出演していた。オレって鋭い(^_^;)


そして、生暖かく期待していた国際的な韓流スター(?)、イ・ビョンホン君のことだが。
あちらの濃い顔の連中に混ざると、その暗くて平板な印象が際立つばかりで、残念ながら空振り(^_^;)
身長のわりに顔のでかいのもマイナスだなあ。
この先、ハリウッドではたいした役はもらえないだろうな、と予想。
ちなみに中国人という設定だった。巨大な中国市場を考えると、こういうキャラも必要なんだろうな〜。


しかし、なんといっても最大の不満は、前半の人集めのプロセスがイージーなことだ。
たいしたギャラももらえず、縁もゆかりもない他人のために命をかけるのだから、そのモチベーションをじっくり描かなくては納得できないのだが、7人がいともカンタンに集結してしまうので、拍子抜けしてしまった。
黒澤のオリジナルは、この前半部が非常に面白いし、7人の技量やキャラがみごとに描き込まれていた。
だからこそ、最後に3人しか残らなかった、という悲劇性も際立つ。
いまでも、あの侍たちの後日談や前日談を見たい、と思ってしまうほどだ。


まあいまどきはそんなことに時間をかけるより、さっさとアクションに行こう……ということなんだろうが、そのアクションシーンも単調で凡庸だ。
ラストに出てくる敵側の最終兵器も、あんまり迫力が感じられない。やっぱり監督の演出力に問題ありだな〜。


というわけで、過去の名作と比べるのは、黒澤とかスタージェスにあまりにも失礼。
まあ旧作を知らなければ、それなりに楽しめるかも――と言っておこう(褒めてない?w)