いい仕事をたくさんした男

ツタヤのレンタルで「スティーブ・ジョブズ」(ダニー・ボイル監督)を見る。
映画は3部から成り、時代順にジョブズの行ったMacエキスポでのプレゼンテーション直前の裏事情を描く――という構成が面白い。

娘との確執、周囲との軋轢を通して、「魅力的だが、あまりおつきあいしたくないタイプ」の天才を、
マイケル・ファスベンダーが巧演している。
人を利用したり切ったり、技術者に無茶苦茶な要求を出したり、
理想の製品づくりのためには妥協を許さない。
まあ、成功者とかリーダーなんていうのは、およそこういうものなんだろう。人のいい私なんか、まずムリだ(^_^;)


ふと気づいたのだが、この主人公は、劇中ほとんどハグなどしない。他人と距離を置いていることがよく分かる。
NHKの朝ドラが、なにかというとハグするのに激しい違和感を持つ私には、
きわめて新鮮に思えた次第であります(^_^;)