認知症

ツタヤの準新作で「手紙は憶えている」を見る。
2015年製作のカナダ、ドイツ映画。ホロコーストを題材にしたサスペンス映画。アトム・エゴヤン監督。(ウィキより)


認知症を患っている90歳のユダヤ人の老人(クリストファー・プラマー)が、友人の書いた手紙を持って、自分たちの家族を殺した元ナチスの兵士に復讐するために旅に出るという話。


1週間前に妻が死んだことも思い出せない認知症で、行動のひとつひとつを手紙で確認しないとダメな主人公というのが異色で、はたして彼の復讐がうまくいくのか、いやそもそも無事に相手にたどりつけるのか、ハラハラさせる。認知症をここまでうまく映画に取り入れた作品もないだろう。
そして、最後の5分間の展開にあっと驚く。
う〜ん、みごとに騙されてしまった……ここまでやられると快感だ。
あとで考えると、ちょっと不審な点もあるのだが、まあ許せる範囲。なかなかよく出来た映画だった。


いつも思うのだが、認知症という命名はおかしい。正しくは、「認知障害症」だろうと。
まあともかく、ひとごとじゃないよな認知症……というのが、一番の衝撃ではありました(^_^;)