ノート再発見

「頭のよさはノートで決まる」(齋藤孝)を読む。
企画のアイデア出しや打ち合わせ、思いつきなど、なんでもノートに書いていけ、と提言している。
それだけでなく、悩みやモヤモヤ、迷い、イライラなどをノートに書くと、頭の中がスッキリする――というのが印象的だった。


私もノートの使い方はさんざんトライ&エラーしてきたが、これというものには巡り会えず、定着しなかった。
しかしこの本にはけっこう触発されたので、さっそくA5ノートを買って試してみた。
A5というのは大きすぎず小さすぎず、ちょうどいいサイズだ。仕事でさんざんB5ノートを使っていた身には、なんだか新鮮。
さっそく、最近味わったちょっと嫌なこと、いやな人物の悪口などを思いつくまま書き飛ばしていく。
すると、たしかになんだか気分がすっきりする。これにはちょっとビックリした。
手書きで書くことにより、内容が脳内から腕、指、ペン先、ノートと伝わっていき、あたかもパソコンの中身を外付けハードディスクに移したかのように、す〜っと心が軽くなる感じだ。


手書きで書いた文字にはたしかに言霊がやどり、そこにはまぎれなもく自分の分身がある、と実感できるのだ。
これはパソコンで書くのとは明らかに違う。
これからはノートを肌身離さず持ち、どんどんぼやきとか悩みとか人の悪口を書くことにしようっと。


しかし、こんなノート、とても人には見せられないなあ。
まあ自分でも読めないぐらいの悪筆だからいいけど(^_^;)