逃げろや逃げろ

Tジョイ大泉で「ダンケルク」(C・ノーラン監督)を見る。
始まったら、いちばんでかい劇場なのに、なんと画面がいつもより小さいのでがっかり。
元はIMAXで撮っているというのが、関係あるのか?
音はスゴい。いきなり戦場に引き込まれる感じで、ボディソニックみたいに低音が響くのでビビった。
とにかく戦場にいるという臨場感、恐怖感はなかなかのもので、従来の映画とは一線を画している。
話自体より臨場感を味わう体験型アトラクション映画、といったところ。


あとで掲示板を見ると、「通常版とIMAX版は全然別物」という書き込みがあり、ガックリ。
実機を3機飛ばしたスピットファイアがカッコ良かったので、あの空中戦を見るだけでも、としまえんIMAXに行けばよかったかなあ……とOrzになった。


しかし、いくら戦争映画といっても、撤退とか負け戦を描いたものは、どうにも気勢が上がらない。
結局最後は「民間も総動員して撤退作戦を頑張ったジョンブル魂えらいぞ」という自画自賛に終るのだが、ひたすら逃げまくりやられまくっている全体の印象からすると、「きょうはこれぐらいにしとったるわい」と意気がってるような気も(^_^;)
でも英国人の愛国心や勇気、誇りは、よくわかる映画でありました(といちおうフォローw)。


ノーランって、こんな映画も撮れるんだなあ。こういう題材には乗らん人かと思ったのだが(^_^;)