教科書

「山川の日本史」が図書館にあったので、借りてきた。懐かしい……何十年ぶりだ?
大学受験の頃は、この教科書をさんざん読んで赤線を引き、せっせと覚えたものだ。
某大学に受かったのは、日本史の点が良かったからだと思っている。


もっとも、より正確に言うと、山川のおかげではない。
高3のとき、途中で受験を諦めて就職に転じた友人から、日本史の史料問題集をたしか100円で譲ってもらい、それだけはせっせと解いておいた。
入試では、そこから同じ問題がどっと出題されたのだ。受験会場で、「超ラッキー!」と内心欣喜雀躍したことは言うまでもない(^_^;)


というわけで、人生なんとかなるもんだ、結果オーライだよな……と植木等のように悟ったのでありました(のちにこれは大きな間違いだと知るが)。


で、久しぶりに山川の日本史にとりかかってみたが、やはりあまり乗れない。
感情移入できない、客観的な文章なので、どうも読み進む気にならないのだ。
まあ受験という目標もないし……(^_^;)
いうなれば、映画の粗筋をえんえんと読まされているような感じだ。大体の中身はわかるが、いつまでたっても満足はできない。


その意味では、いつぞや読んだ韓国の教科書は一方的な日本憎悪の記述に徹しているので、感情移入できるよなあ(?)、と妙な感心をしてしまった。
やっぱり、独断と偏見に基づく文章の方が面白いよな……と、あらためて思ったのでありました(^_^;)