60年代、最高!

最近はオールディーズばかり聴いている。
MaciTunesに60年代のポップスをたくさん入れ、シャッフルで再生する。
600曲ぐらいあるので、退屈しない。
当初は70年代、80年代の曲も入れていたのだが、どうも違和感があって、プレイリストから外してしまった。
つまり、ポップスの楽しさに目覚めた10代はじめの頃から、モラトリアムを享受できるぎりぎりの大学4年生の頃までに聴いていた曲こそが、無条件に懐かしく、幸せな気分に浸れる。
これはつまり、つらい現実やらダメな自分やらを、まだ知らずに済んでいたし、そこはかとなく夢や希望を持てていたからだろう(^_^;)。
純粋に曲を楽しめていた、ということだと思う。


だから逆に、70〜80年代の、社会に出て働き始め、現実の壁にぶつかったり自分の可能性の限界(?)が見えてきたりする頃に聴いていた曲は、なんだか生臭いというか、あまり楽しくないのだ。ahaとかカルチャークラブとか聴いても、そんなの流行ってたなあ……くらいの感慨しかない。


ぼけ防止に回想療法というのがあるが、オールディーズを聴くのも、その一種のような気がする。
子供の頃だって、嫌なことはあったのだが、なぜか「シェリー」とか「ビー・マイ・ベイビー」とか聴いていると、そんなことは全然思い出さず、ほんわかした幸福な気分に浸れるのだ。
いやこれは不思議でっせ。


こうなると、自慢じゃないが過去の蓄積がモノを言う。
勉強そっちのけで、ラジオの「9500万人のポピュラーリクエスト」や、兄貴のドーナツ盤をせっせと聴いててよかったなあ!と思う次第であります(^_^;)