パターソン

ツタヤの高すぎ新作で「パターソン」(ジム・ジャームッシュ監督)を見る。
主人公はつましい暮らしのなかで、心に浮かぶ詩をいつもノートに書いていて、奥さんは小遣い稼ぎをあれこれ考えていて……といった小市民的生活を静かなタッチで描いている。
最後まで大したことは起きないのだが、ところどころ妙なユーモアがあり、ああジャームッシュだなあ、と思わせる。
去年のキネ旬ベストテン第2位であり、絶賛している人もいるが、それほどとは思えなかった。


それより気になったのは、パターソンというのがニュージャージー州にある街の名前であり、主人公の名前もパターソンであること。
タイトルはどっちのことなんだ?
それに職業がバス・ドライバーで、演じるのがアダム・ドライバー――という語呂合わせ?も妙に気になる。
こんなところもジャームッシュらしい。


結論として、アメリカにもダジャレを楽しんでいるヤツがいるんだなあ……と親近感を持った次第であります(^_^;)