ライブラリ

ある人のブログを読んでいたら、「大型書店で面白そうな本を見つけたら、速攻スマホでアマゾンから買う」とあったのでビックリ。
なんてこった。これじゃ、書店に金が落ちないじゃないか! けしからん。どんどん街の本屋が潰れるわけだ、ヽ(`Д´)ノプンプン!!


とはいえ、ま、人のことは言えない。かくいう私はアマゾンのレビューを読んで見当をつけ、図書館で借りているのだから……(^_^;)
考えてみると、リアル書店で本を買うのは、親戚の子供にプレゼントするときぐらいだ。


もっとも、本が売れない売れない、とずっと言われているが、読書人口は増えていると思う。
図書館へ行ってみると、じいさんばあさんがせっせと本や雑誌を読んでいるので、それを実感する。
高齢者が増えて、手軽でお金のかからない道楽ということで、どっと図書館に押し寄せているわけだ。
ベストセラーだと何百人待ち、なんてことも多い。そりゃ、じいさんばあさんは時間もたっぷりあるんだから、何日だって待てるだろう(^_^;)
まあ番が回ってきたときには、この世にいないこともありうるが……。


問題は、図書館でいくら読まれても、著者や出版業界にお金が落ちないことだ。
だから、図書館の利用者から、いくばくかのお金をとることも考えていいのではないかと思う。
ベストセラーは、発売後半年間は図書館で扱わない――とかのルールもアリだろう。


私だって、著者が多少でも潤うなら、いくばくかの利用料を払ってもいい、と思っている。これだけタダで楽しませてもらって悪いなあ……という背徳感(?)を、いつも感じつつ利用しているのだから。

もっとも、タダで読ませてもらっているのに、「金返せ!」と思う本もあるのは事実だが(^_^;)


しかし、考えてみると、これだけ本を読んでいる人が多いのは、ある意味すごいことではないか。
こんな国、世界でもそれほどないんじゃないか?
日本全体の知的資産というか、高齢者がせっせと吸収している膨大な知識や情報を、社会に役立て、還元する仕組みができないものか。
いわばペットボトルのリサイクルのように。
いまのままでは、もったいないよナ〜……などと多少は建設的なことも考えつつ、きょうも図書館巡りしているわけであります(^_^;)