サイコパス

鳴り物入り米朝会談だったが、大山鳴動して鼠一匹……。
なんだか抽象的な結論ばかりで、朝からテレビに釘付けにされたこっちは完全に肩透かし。
これなら、桂米朝の怪談噺でも聴いてたほうがマシだった(^_^;)


ちょうど「サイコパス」(中野信子著)を読んだところでもあり、トランプも金正恩サイコパスではないか?とふと思った。


話がうまく、ビッグマウスで傲慢で尊大。一見魅力的で人たらし。しかし共感性に欠け、身内に対しても冷酷に振る舞う……などがサイコパスの特徴だという。織田信長毛沢東スティーブ・ジョブズなどがそうだという。


ジョブズの人を引き付ける魅力とカリスマ性には、間近に接したことがある。
かつて幕張メッセのマックエキスポで彼のプレゼンテーションを聴いたのだが、カンペも見ず、まったくよどみなく滔々と喋り、しかも時折ジョークをかませて聴衆の笑いを取る余裕。
プレゼンというより、完成されたエンターテインメントというにふさわしいもので、心底驚き、感銘すら受けたものだ。
そもそも、あれだけの膨大な情報量を、どうやって覚えていられるのか?と不思議だった。


その一方、最近の伝記映画でも描かれていたが、別れた妻や娘に冷たい態度をとるところなど、まさにサイコパスと思わせる。
魅力的だけに厄介で、知らず知らずのうちに周囲を巻き込んで迷惑かけまくる……サイコパスは、そんな存在なのだという。


そういえば、かつては私もサイコパスだった。
昔、よくバイクやクルマで富士五湖へ行ったものだが、五湖のうち、西湖はつい通りすぎてしまう。周回道路からちょっと離れたところにあるので、脇道に入るのが面倒で、ついパスしてしまうのだ。
これがホントの西湖パス……だよネ?(^_^;)