坂は面白い

最近読んでいるのは、坂道の本ばかり。
もちろん、電アシでチャレンジするためだ。
東京には、江戸時代に命名された坂が約500、明治以降に命名された坂が約140もある、という(「大江戸坂道探訪」より)。
めぼしいところから手を付けているが、生きてるうちにどれだけクリアできるものやら……(^_^;)


なぜ、坂がこんなに面白いのか?
基本的には、電アシのパワーで物理的に軽々と越えていく、その快感だろう。
台風や地震に人間は無力だが、自然の大きな力で作った地形(激坂)を、難なくクリアしているという、ある種の優越感がある。
大げさにいえば、いまオレは大自然を克服している!……というような。
電アシを作った技術も含めて、人間の勝利だあ!と、束の間思えるのだ。


これは反証からも言える。
なにしろ、自分の足では全然歩く気がしないのだから(^_^;)。
ふだん歩いていて急坂にさしかかったら、イラッとして坂に八つ当たりしたくなる。他に平坦なルートはないのか?と探してしまう。
田舎で通っていた高校は坂の上にあったのだが、通うのがイヤだったのは、たぶんそのせいだ(?)