均等にする人?

ユナイテッドシネマとしまえんで、「イコライザー2」を見る。デンゼル・ワシントン主演のスリラー。


この映画は現実とシンクロする恐怖を味わえる。
クライマックスがハリケーンが近づくなかでの戦いなのだが、このハリケーンの強烈な風音、海の逆巻く波音、物の吹き飛ばされる音などの迫力が、えらくリアルなのだ。
先日、実際に強烈な台風の襲来にビビったばかりなので、いやが上にも恐怖は倍増。台風の追体験映画みたいだった。
この映画には4DX版もあるのだが、そっちを見ていたら卒倒していたかも(^_^;)


怖いといえば、デンゼル・ワシントンも怖い。
主人公は、優しくて人付き合いもいい男なのだが、じつは元CIAの凄腕エージェント。悪を前にすると豹変、手近にあるものを利用して、複数の相手も瞬殺してしまう。
そのキャラの凄みを、デンゼル・ワシントンは、そのちょっとした笑い方とかなにげない動作で、体現する。
怖い。存在感ありすぎだ。 「出てくるだけで、映画の面白さが少しアップしてしまう」と、あるネット批評にあったが、同感だ。
この人は、なにをやってもうまい。
デンゼル・ワシントンアメリカの役所広司である、としみじみ思った(^_^;)


主人公は、前作ではホームセンターの店員だったが、今回はタクシードライバー。一作ごとに仕事を変えているという設定も、ちょっとおもしろい。
年とってからの転職は難しいんだけどなあ……?(^_^;)