トーイン

わがベロスター号、前ブレーキをかけていると、ある時点からキーキー擦れる音がしてくる。長い坂を下っていると、それが気になって仕方がない。
自転車のブレーキは、トーイン( toe-in)といって、シューの前端をわずかに内側に向けて付けるのがセオリーだ。
ロスターに付いているブレーキシューはこのトーインをつけられないタイプなのだ(おそらくコストダウンのため)。
私の理想には遠いんであります(^_^;)


ブレーキ本体をまるごと換えてしまおうにも、ベロスターのホイールはえらく太いので、シマノには付けられるブレーキが無い。こりゃ困った。
和田サイクルでそれをこぼすと、和田さん曰く、「ブレーキシューだけ替えれば、トーインを付けられるよ」だと。
へっ? そうなの?ってことで、さっそくBR9000というシューをゲット。


早速うちで新しいシューに換装。その感想は……じつに良いっ!
レバーを引き続けても擦れる音は出ないし、効きもじんわり、力強いタッチに変わった。
うーむ、ブレーキシューひとつでこんなに変わるとは……。感動ものだ。


早速、近所の公園周辺の坂を上り降りしてみる。快調々々。
ブレーキをかけるのが楽しいので、なかなか進まないぐらいだ。
いやはや、こんな小さな部品ひとつで印象がガラリと変わるんだから、自転車は面白い。
激坂巡りが、また楽しみになってきた(^_^;)