引越し――思い出すことなど

◉トイレの水害

旧居では、トイレにウォシュレットを自分で取り付けており、引越しの際、これを移設した。ここで事件が起きた。

まず取り外すためには、水道の元栓を閉めなければならない。ところが、戸外にあるこの元栓、回そうとしてもびくともしない。長い間に、固着してしまったようだ。

いくら力を入れてもダメなので、仕方なく水道局に電話した。すると、そういうことには水道局は直接タッチせず、外部の関連会社に委託しているという。

来てもらうことになると、出張費とか技術料など、けっこうな費用が発生するというのだ。

オイオイ、それはないぜ……orz ということで考えた結果、元栓はいじらずに取り外すことにした。トイレに入っている配管の止水栓を開けてウォシュレットを速攻ではずし、本来の栓をババッと閉めてもとに戻そう……と。多少水は溢れるだろうが、サクサクとやってしまえ大丈夫だろうと。

ところがそんな甘いもんじゃなかった。

 

ドライバーで止水栓を緩めたとたん、えらい勢いで水が溢れ出してきて、真っ青!!! なんてこった!((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

あわてて元通りに力をこめてネジを閉めようとしたたが、なかなか閉まらない。この間、時間を止めてほしいと切に願った。神様仏様マハメッド様など、ふだん信じてもいない神様を総動員して祈った。

なんとか元通り閉まったときには、トイレ内に水が溢れて、ノアの洪水のよう。人生で2,3番目ぐらいの危機だった(ちなみに1位は、30年前の賃貸マンションでの大規模水びたし事件w)。

 

幸いトイレの外には溢れてなかったので、雑巾やタオルケットを総動員して水を吸いまくり、拭き取ってなんとか事態を収拾。どっと疲れた。寿命が2年は縮んだな~。

引越しどころか、部屋が水浸しになって損害賠償が発生するところだった(^_^;)

 

で、再び元栓対策を考えた。要するにネジの回転をスムーズにすればいいということだから、自転車でよく使っている潤滑油を注せば?――と思いつく。油類なら、幸い売るほどある。

さっそく愛用のシリコンスプレーを、元栓の軸部分にシュッシュッとかけてみると、あっけないくらいあっさりと回ってくれた。

なんだよ……この程度の作業で技術料とかとるわけ?と、水道局にがぜん不信を抱いたのでありました(^_^;)

教訓①――水の溢れる力はあなどれない。

教訓②――水道の元栓が回らなくなった時のために、自転車油を常備しておこう!?

 

◉ベランダの幸福

こんどの住まいは二階で、ベランダがわりと広い(自社比)。

そこで人工芝のジョイントマットを敷いて裸足で出られるようにして、キャンプ用のリクライニングチェアを置いた。風の心地よい日など、これで寝そべっていると、さながら別荘気分になれる。これ以上の幸せがあろうか ?……なんつってw

これで夕陽と湘南の海と富士山が見えたら、言うことないんだけど(^_^;)

 

◉エアコンの皮肉

エアコンも移設したが、ホースが古くなっているので換えたほうがいいと職人さんに言われ、仕方なく了承。1万円ぐらい掛かってしまった。

これだけお金をかけたのだから、使わなきゃ損?と思ったのだが、窓を開けているとけっこう気持ちいい風が入ってくる。こんどの部屋は鉄筋なので密閉度が高く、エアコンは必須と思っていたのだが、これは意外だった。

入居してからこの方、まだ一度もエアコンを使っていない。せっかく金かけて直したのに……とアンビバレンツな心持ちであります。

ちなみに職人さんいわく、「冬でも時々冷房をオンにしたほうがいい」と。冷房と暖房ではホースが違うので、その方が長持ちするそうな。勉強になりました(^_^;)

 

ダイソーはエライ

引越しに際して、ダイソーはけっこう利用した。荷物を縛るバンドとかテープ、突っ張り棒、掃除関連の商品、ジョイントマットetc.を買いまくったものだ。

思えば、昔の引越しで同じものを揃えれば、かなりの出費になったと思う。それがほとんど百均で揃ってしまうのだから、便利な世の中になったものだ。まあなんでもダイソーで揃えるのもどうかと思うが、それで間に合うのだから仕方がない(^_^;)

じつはキッチンに敷いたジョイントマット、色を失敗したかな?と思ったが、それでも全部替えても大した金額じゃないし……と思ってしまう。百均が賑わうわけですな。

たいそう助かりました。