出来たてホヤホヤ

駆逐艦キーリング」(セシル・スコット・フォレスター著/ハヤカワ文庫)を読む。

(以下、概要)

寒風と波涛に抗い、北大西洋を航行する37隻の輸送船団。だが、その護衛艦隊指揮官、米海軍駆逐艦“キーリング”の艦長クラウス中佐に安寧の時はなかった。待ち受けるUボートの群に対し、味方の護衛艦はわずか4隻!物資を待つ同胞のため、なんとしても狼の群を蹴散らし英国に届けるのだ!トム・ハンクス脚本&主演で大型映画化された、ホーンブロワー・シリーズの巨匠が描く白熱の海戦小説、新訳版。

 

……というような話。

この手の海戦ものは好きなので、大いに楽しめた。

襲いくるUボートとの息詰まる死闘は、まさに手に汗握る迫力とリアリティ。目に見えない敵の動きや出方を読み、手を打っていくあたりは推理劇のようで、スリリングな展開に引き込まれる。

2日間の話なのだが、ほとんど不眠不休で指揮を続ける主人公に肩入れして読んでいたので、がっくり疲れてしまった。

 

そんでもって、トム・ハンクス主演の映画が楽しみだなあと思っていたら、なんとコロナの影響で公開中止となり、いろいろあってApple TV+で公開されることになったという。

それが7月10日から。タイトルは「グレイハウンド」。

 

アップル製品を新規購入した人には、Apple TV+は無料で1年間見放題だというから、まるで私のためにあるようなサービスとタイミングではないか(^_^;)

あまりこの種の動画サービスは興味なかったのだが、この映画が見られるのなら、加入してもいいかなあと思った。

 

予告編を見ても面白そうだし、期待が膨らむ。こういう映画は、IMAXの大画面で見たいのが本音だが、まあ仕方ない。

MacBook Airの13インチ画面でガマンすることにしよう。

 

それにしても、湯気の立っているようなできたてホヤホヤの映画を、パソコンの画面とはいえ、自宅で鑑賞できるとは……なんて時代だ。

ネットによると、アップルはこの映画の配給権を75億円で買ったというから、それもビックリ(^_^;)

MaciPhoneを売るためなら、安いプロモーションコストってこと?(^_^;)

いろんな意味で、世の中変わった、ついていけない……orzと思ったのでありました。