見てねっと。

Tジョイ大泉で、話題作「テネット」(クリストファー・ノーラン監督)を見る。

いかにもノーラン監督らしい、時間の逆行という面白い仕掛けで見せるサスペンスだ。コロナにもめげず、大ヒットしているらしい。

 

ネットでのレビューでは、見た人はみんな「よくわからなかった」と言ってるようだが、この私もさっぱりわからなかった。しかし、見ている間は派手なアクション演出と意外な展開で、2時間半の長丁場を飽きさせない。さすがノーラン監督だ。

それにしても時間の逆行とは……。「インセプション」なんかもそうだが、よくまあこんなことを思いつくなあ……と感心する。

とにかく、DVDが発売されたらじっくり見直してチェックしてみたい……と思わせる作品には違いない。二度目、三度目の方が面白い、というファンの声が多いので、そういう意味では商売がうまいなっと。

 

ところで、Tジョイの劇場内はコロナ対策で、席はひとつおきに使用禁止となっていた。

おかげでゆったりとした気分で映画に没入できたとはいえる。

もっとも、こんなことしなくても、Tジョイはだいたい空席が多くて、三密になったことなんかないのだが……。それをいっちゃあおしまいか。

 

そういえば、昔の映画館には「扉が閉まらないくらい、お客が入った」……という表現があった。

私がこれを最後に経験したのは、吉祥寺で見た「八甲田山」だったか。

場内は客でぎゅうぎゅう詰め。立ち見になるのを心配したぐらいの入りだったが、なんとか座れた。あの熱気はすごかった。映画の中身よりも、その雰囲気の方を覚えているくらいだ。

これって、全席指定のシネコンしか知らない世代にはわからんだろうな〜(^_^;)