すぎ丸

きょうは雨だが、ツタヤのDVDを返却しなければならないので、仕方なく徒歩でお出かけ。

この団地へ越してきて以来、歩いて駅まで行くのは初めてだ。いつもは電アシでさくさくと通り過ぎる街並みも、自分の足で歩くと、なんか新鮮な気分。

十数分ほどで、たいして疲れることもなく、駅周辺に着いた。DVD返却のあとは、本屋を冷やかし、ドトールでお茶を飲み、コンビニでおやつを買った。

 

さて、帰りは本日のメインエベント――久我山行きコミュニティバスすぎ丸」に乗ってみた。これも初体験。

数名しか乗れない小型バスだが、その小ささが可愛らしく、なんか新鮮。やっぱり、初めての乗り物に乗るのは楽しくて、ワクワクする。小学校の遠足気分だ。

ちなみに、念の為どこで降りればいいのか運ちゃんに聞き、さらに車内の路線図を眺めていたら、「はいこれ」と、運ちゃんがポケットサイズの時刻表をくれた。

スマホも持ってない年寄りと思われたんだろう(^_^;)。いや、スマホタブレットも持ってるんだけど……と言おうとしたがやめて、運ちゃんの好意をありがたく受け取った。

 

西荻駅前を出発すると、道幅の狭い住宅街を縫うようにして走る。対向車とすれ違うのも、普通のバスならまずムリだが、こういうミニバスなら楽勝だ。乗客は年寄りばっかりだったが、地域住民に愛され、利用されているのがよく分かった。

これからの高齢化時代には、この手の小型モビリティがいろいろ登場してくるのだろう。決まったコースを走るんだから、そのうち自動運転も実現するかも。

 

最近読んだ「移動貧困社会からの脱却」(楠田悦子著)には、ゴルフカートタイプの電動車なんかも紹介されていた。ついでに、思い切って屋根のないオープンタイプにしたら、楽しいような気がする。すぎ丸をそれにしたら、西荻の名物になったりして(^_^;)

まあ私は、体の動く間は自転車を利用するつもりだが、こういう乗り物の未来をいろいろ考えるのは楽しい。

そんなことを思った、すぎ丸初体験でありました。