あとがきにビックリ。

「父を撃った12の銃弾」(ハンナ・ティンティ著)を読む。

 

(アマゾンより)

わたしの父の身体には、

たくさんの銃弾が刻んだ傷跡がある――

全米の書評を絶賛の声で埋めつくした、少女と銃と父と、いまは亡き母の物語。

 

……という惹句にひかれて読んだのだが、昔と今の話が交互に語られるパラレルな構成、リアルな自然描写に巧みなセリフと、読者を引き込む魅力はかなりなものだ。すぐにでもハリウッドで映画化されそうな印象を持った。

俳優は、父親はブラピ、娘はシアーシャ・ローナンあたりでどうかな?

どちらも、ちょっと年がいってるのだが……(^_^;)

 

ところで、著者のあとがきで、大勢の人に謝辞を述べている。

向こうの作家にはよくあることだが、本作はその数が半端でなく、何十名もの名前を掲げているのだ。そりゃ何年もかかった作品だし、調査や取材には、相当な手間がかかったに違いない。関わった人も、かなりの数に上るだろう。

しかし、これだけ並んでいると、掃除のおばさんやら宅配便の兄ちゃんの名前も混じっているのでは?と思ってしまう。犬や猫の名前もあったりして……?

へそ曲がりな私なんぞ、こんなに大勢の人と付き合わなきゃいかんのなら、ベストセラーなんて書けなくてもいいや……と思ってしまった(^_^;)

 

ま、ともあれ久々に堪能できる小説であり、魅力的なヒーロー&ヒロインでありました。はやく映画で見たいなっと。