最大の衝撃?

Tジョイ大泉で「ラストナイト・イン・ソーホー」(エドガー・ライト監督)を見る。

 

ロンドンで別々の時代を生きる二人の女性の人生がシンクロするサイコスリラー。現代と1960年代のロンドンで暮らす女性たちが、夢を通して互いに共鳴し合う。(ヤフー映画より)

 

スリラーとしての設定はあまり驚かなかったが、ベイビー・ドライバー」で新たな境地を拓いたライトの演出力はさすがで、最後まで観客を引っ張る。

ダウンタウン」、「ダンス天国」など、60年代のイギリスのヒット曲もたっぷり聴けるのが嬉しい。のっけからピーター&ゴードンの「愛なき世界」だもんなあ、泣けました(^_^;)

 

しかし、一番ショックだったのは、「女王陛下の007 」でヒロインを務めたダイアナ・リグが重要な役で出ていて、しかも分からなかったこと。

おばあさんが何人か出てくるのだが、どれだか最後まで見当がつかず、「この人か?」「まさかこのばあさんじゃ……?」と頭をひねっていた。こっちの方がよっぽどスリリングだった(^_^;)。

 

ダイアナ・リグはボンドガールとしては珍しく、清楚で意志の強い女性を演じていて、しかも悲劇的な死を遂げるので、印象が強かった。

歴代ボンドガールの中では、「ロシアより愛をこめて」のダニエラ・ビアンキの次くらいに憎からず思っていたのだが……。

 

とにかく、最後に流れるエンドクレジットを見て、ある人物がそのダイアナ・リグだったと知ったときの衝撃たるや……しばし茫然。あまりの変わりように、歳月の流れを実感させられたのでありました。

まあ007以来、50年以上も見てなかったから、当たり前か(^_^;)