超・大冊

今年読んだ本の中で一番の大冊は、「独学大全」(読書猿著)だろう。

なんと788頁もある。図書館で受け取ったとき、その分厚さと重さにドン引きした。これが巷ではけっこう売れたらしいのだが、はたしてこれを読み通せるのか?と、不安になった。

内容は、

 

古代ギリシアから最新論文まで、ありとあらゆる「知」を全網羅!

著者が独自に収集・開発した技法「ベスト55」を厳選した「独学本」「勉強本」の決定版!!(Amazonより)

 

というもの。早くいえば、知的生産技術のノウハウ集だ。

まあ取り掛かってみれば、速読術とか記憶術とか時間管理の方法とか、すでに知ってることも多く、わりと軽快に読み進むことができた。

私も伊達に知的生産本を読んできたわけじゃないな、とへんな自信を持ったわけだが、読了してハタと虚しくなった。

だって、独学のテクニックをいくら身につけても、いまさらこの年で勉強したいことなんかないよな……と気がついたのだ(^_^;)

 

しかしまあ、いくつになっても学ぶとか調べるのは大事だよな、と再認識した次第。それに重くて支えるのが大変だったから、腕の筋力アップにはよかったような……?