「シーソーモンスター」(伊坂幸太郎著)を読む。2作から成る中編小説集。
バブルに沸く昭和後期。一見、平凡な家庭の北山家では、元情報員の妻宮子が姑セツと熾烈な争いを繰り広げていた。(「シーソーモンスター」)。アナログに回帰した近未来。配達人の水戸は、一通の手紙をきっかけに、ある事件に巻き込まれ、因縁の相手檜山に追われる。(「スピンモンスター」)。時空を超えて繋がる二つの物語。「運命」は、変えることができるのか――。
(Amazonより)
なぜこれを読んだかというと、ヤフーニュースで「シーソーモンスター」がネトフリで映画化される、という話を知ったゆえ。
こういうものには、すぐ飛びついてしまうのだ。
「ブレットトレイン」を見たプロデューサーが、こいつは面白そうだと思って、伊坂の他の作品を当たってみたのだろう。
嫁姑の争いが、大きな事件に発展していくという発想が面白い。いかにもハリウッドが喜びそうな設定とアイデアだ。
これからも、伊坂バブル?は続くのだろうか。印税生活が羨ましいぞ。
ともあれ、映画が楽しみだ。
というわけで、「シーソーモンスター」は楽しんで読んだのだが、もうひとつの「スピンモンスター」は挫折。近未来ものはどうも苦手なので、乗り切れなかった。
もともとSFはあまり好きでない。かんたんにいうと、「いくら文章でなんでも表現できるからって、好き勝手なことばかり書くなよ!」と思ってしまうのだ(^_^;)
全世界のSFファンの皆様、スンマソンm(_ _)m