野球は特別好きでもないが、大谷クンの試合はほぼ見ている。
最近気になるのが、申告敬遠というルールだ。
そりゃ、時間の節約にはいいだろうが、わざわざ4球も無駄球を投げさせるというところにも、野球というスポーツの深遠な魅力が潜んでいると思う。
だって、高めにはずした球が思い切り暴投になってキャッチャーが後逸したら、三塁ランナーがすべりこんで得点……ということにもなるではないか。
あるいは、ええままよと打者が思い切り振ったら、ホームランになってしまう……なんてこともあるだろう(たしか新庄がやったような)。
そんな偶然や意外性も含めて、野球は成り立っているような気がする。なんでも合理的にルール化してしまうのはいかがなものか……と思うわけだ。
アウトかセーフの判定はチャレンジが定着して、ほぼ正確に判定できるようになったが、これはいいと思う。
その点、日本の大相撲は我道をゆく。勝負の判定にビデオを持ち込まず、土俵に上がった審判の協議で決めるというのが、なんとも奥ゆかしいというかアバウトというか……。
まあ、微妙な結果は、みんな取り直しにすればいいと思うが(^_^;)
そういえば思い出した。かなり前だが、ソニー製品のCMの企画を思いついたのだ。
相撲で物言いがつき、審判が土俵に上がって協議しているシーン。丁々発止、審判の意見が飛び交うが、じつは全員が手元にビデオウォークマンを持って再生し、確認しあっている……というオチなのだ。
これ、ビデオウォークマンの宣伝としてはなかなかいい企画だと思ったのだが、ソニーからの依頼は来なかったので実現しなかった(^_^;)
まあ、いまじゃビデオウォークマンを知ってるひともいないか(遠い目w)