2015-01-01から1年間の記事一覧

高齢ヒーロー

「もう過去はいらない」(ダニエル・フリードマン著)を読む。 「もう年はとれない」に続く、元刑事のじいさんが主人公の シニア・ノワール第二弾。 相変わらず、じいさんの毒舌は痛快でユーモラス。 高齢化時代にピッタリの、ニューヒーローの活躍を楽しん…

親子ゲンカ

Tジョイ大泉で「スターウォーズ/フォースの覚醒」を見る。 さすがTジョイ、公開二週目だというのにもはやガラガラの状態で、 余裕の鑑賞。 この伝説的なシリーズ、世界から集まる注目も期待も相当なもの だろうから、J・J・エイブラムス監督、やりにくいこ…

愛蘭土

「美女ありき」(川本三郎著)を読む。 銀幕の美女たちへのオマージュ集。 ヴィヴィアン・リーの項で、面白い発見があった。 「風と共に去りぬ」は1952年に公開された。南北戦争で敗れた 南部の人たちの物語だったので、敗戦を経験し、戦後の混乱期に 生きて…

感想記?

布団乾燥機なるものを買った。 この季節、布団に入ると背中がひんやりして気持ち悪いのだが、 うちは日当たりが悪いので、布団を干すのがなかなか面倒なのだ。 そこでさっそく使ってみると……おお素晴らしい! これは乾燥機というより、暖房機ではないか。 布…

ハイシャ復活?

歯の詰め物がとれてしまったので、久々にH歯科へ。 H先生、少し痩せたかな? ここは来るたびに受付の女性が変わっているのだが、 今回もまた新人(?)が。これまでに、一体何人の女性を 見てきたことやら……?(遠い目w) なにしろH歯科とは、もう30年以上の…

志ん生ざんまい

「三人噺」(美濃部美津子著)を読む。 著者は古今亭志ん生の長女で、志ん朝の姉。 志ん生一家の貧乏三昧の暮らしぶりと、志ん生のユニークな キャラが面白い。 芸には熱心だったが、大の酒好き。お金が入るとすぐ酒に 使ってしまう。 商売は苦手で、何度も…

フルタ製菓って?

西荻北5丁目にある「フルタ製菓株式会社 東京支店」が クリスマスセールをやっている、という情報があったので、 行ってみた。 毎年この季節になると太っ腹価格で自社製品を提供し、 かなりの人が訪れて活況を呈すらしい。 で、善福寺川沿いにあるその場所に…

魔法使い?

亡くなった原節子の追悼放映で、「秋日和」(NHK-BS)を見る。 いまさらながら、「晩春」と対を成している作品だと思い当たった。 というか、「晩春」は、やもめ暮らしの父親が早く一人娘を 片付かせようとする話だが、「秋日和」はそれを母親に 置き変えた…

それでも不満は残る

ツタヤの夢の旧作で、「それでも夜は明ける」を見る。 今年のアカデミー作品賞受賞作。 北部の自由黒人が奴隷商人に拉致されて南部で奴隷として 酷使される……という悲惨な話。 差別と虐待の描写は見ていてつらくなるが、内容的には、さして 新味はない。なぜ…

Perfumeで〜す

吉祥寺プラザで「WE ARE Perfume 」を見る。 ワールドツアーのドキュメントで、Perfumeの楽屋裏を のぞくような楽しみのある映画だ。 とはいえこの内容ならば、NHKあたりがMJ2時間枠スペシャルで 放送してくれれば、なにも特別料金2000円を払わずに 済んだの…

不気味

ツタヤのレンタルで「フォックスキャッチャー」(2014年)を 見る。デュポン財閥の御曹司は、なぜ支援していたアマレスチームの 金メダリストを射殺したのか?という実話ドラマ。 御曹司を演じるスティーブ・カレルが怖い。一挙一動が不気味だ。 ただそれだ…

おしるこロス

冬の楽しみのひとつは、伊藤園の缶入りしるこだ。 和田サイクルへ行くと、備え付けの伊藤園の自販機で買って 毎日飲んでいたものだが、それが去年からポッカの自販機に代わり、 飲めなくなった。 仕方なくほかで探して飲んでいたが、今年はどこでも見かけな…

スペクタクルな……?

土曜の昼間っから、Tジョイ大泉で「007 スペクター」を見る。 劇場はじいさんばあさんばっかり。 みんなヒマはあるんだな……まあ人のことは言えない(^_^;)。 2時間半とかなり長いので、途中でトイレに立つ人も。 この季節、年寄りにこの長丁場はつらい。 年寄…

国土の特殊性

「国土が日本人の謎を解く」(大石久和著)を読む。 著者は国土開発の専門家。日本の国土の特殊性(地震、津波、 台風などが多い)から、日本人の民族性を説き起こし、 あるべき経済発展のあり方や働き方を提案していく。 歴史的に虐殺の多かった欧州や中国…

歴史観(2)

ついでに「韓国の歴史教科書・高校版」も読む。 これはさらにすごい内容だ。全体の3分の1を近現代史が占め、 そのほとんどが「日帝」に対する非難と呪詛で満ち満ちている。 いちいち挙げていくのもうんざりするが、なかでもいちばん のけぞったのは、戦時中…

歴史観

「韓国の小学校歴史教科書」(明石書店)を読む。 これまで、多くの嫌韓本で、韓国の歴史教科書の反日的な内容は すごい、という話が出ていたので、確かめようと思った次第。 読み終えて、「こりゃ、日本が憎くなるわな〜」と思った。 カンタンにいうと、韓…

心の持ちよう

「心を変えれば健康になれる!」(江部康二著)を読む。 著者は、糖質制限の提唱者でありオピニオンリーダー的存在。 これまでに糖質制限の著書はたくさん読んでいたので、著者に 関してある程度のことは知っていたが、この本では医療や健康に 対する考え方…

英国男子ブーム

ツタヤで借りた準新作「博士と彼女のセオリー」を見る。 車椅子の物理学者、S・ホーキング博士の自伝映画。 どんどん進んでいく難病の症状、それによってかかる妻への負担、 そして破局……。 徐々に体の機能が麻痺していくという症状を見せられるのは、 映画…

役者やのう

ツタヤへ行ったら、準新作が80円というキャンペーンを やっていたので、いろいろ借りてきた。 その一本「ビッグ・アイズ」(ティム・バートン監督)を見る。 「世を風靡した画家の絵を描いていたのは妻だった!60年代 アメリカンアート界に実在した“ゴースト…

あるつもり

「この世は落語」(中野翠)の巻末対談で、中野サンはこう語る。 ……落語の魅力のひとつに、貧乏とのつきあい方を教えてくれる、と いうのがありますね。お酒と卵焼きのかわりに、お茶とたくあんで 花見に繰り出す『長屋の花見』とか、鍋一つない部屋の壁に …

落語デイズ?

落語に目覚めたのはいいが、さてどこから手を付けるか、 大海にゴムボートで乗り出したかのような気分だ。 そこで、図書館で落語関連の本を借りてきて、片っ端から 読み始めた。「古典落語これが名演だ」、「落語家の通信簿」、 「談志が死んだ」などなど。 …

談志の世界

「赤めだか」(立川談春著)を読む。 立川談志のもとに弟子入りした談春の成長物語。 まさに落語のような弟子たちのキャラとドタバタぶりが面白く、 また天才・談志の破天荒な発想と行動、芸への真摯な 取り組み方に圧倒される。 読み始めたらやめられない面…

ひとりぼっちのあいつ

レンタルDVDで「ノーウェアボーイ」を見る。 2009年のイギリス映画で、 ジョン・レノンの少年時代を描いている。 実の母親に捨てられ、伯母に育てられたという複雑な 家庭環境のせいで、荒れるジョン。 奔放な母親と保守的な伯母という、ふたりの“母親”の対…

Driver's license

某警察署へ、免許更新に行ってきた。 なにしろ優良ドライバーなので、視力検査、講習とさくさくっと 進み、無事新しい免許証をもらった。 更新料3000円とられた。ほとんど運転してないことを考えると、 IDカードとしての使い道くらいしかないのだが、そうす…

禁断症状

夜8時頃、読む本が切れてしまった。 いつも5、6冊、多いときは10冊くらい同時並行で読んで いるのだが、たえず補給?しているので、困ったことはなかった。 ちなみに、いま集中的に読んでいるのは、中国や南京事件関係。 知れば知るほどあの国は面白い。いや…

deep breath

「不食・快食>の時代へ」 (ワニブックスPLUS新書) を 読む。最近、小食や不食に関する本が増えてきている。 糖質制限をしている人も、興味がだんだん小食や断食、不食に 向かっていく……というケースが多いようだ。 かくいうワタシもその一人。 確かに空きっ…

ボケ・ビギニング?

図書館で借りた、ある料理本。 めくってみると、なんだかデジャヴ感がある。 このレシピ、前に作ったよな?と。 日記を調べたら、以前に借りた本だとわかった。 とうとうオレもボケが始まったか?――とあせったものだ(^_^;)。 まあこれも、よく本を読むせいだ…

文章読本

「読ませるための文章センスが身につく本」(奥野宣之著)を読む。 仕事柄、文章読本の類はよく読むが、実際役に立つものは少ない。 この本も、「ああそういう考え方もあるなあ」とか、 「そんなテクニック、自然に使ってたよ」とか、思い当たる ことは多か…

歴史の教訓?

「特攻 戦争と日本人」(中公新書)を読む。 特攻の歴史、背景などが分かりやすく書かれている入門書。 客観的に成果という点から見ると、特攻がいかに非効率的で コストのかかる作戦であったかが、よくわかる。 トータルで見ると、航空攻撃での特攻による戦…

またかい!

図書館で映画雑誌「スクリーン」をバラバラめくっていたら、 脱力&のけぞるような記事と写真が。 なんと「ロッキー」の新作が撮影中だという。 まだなんかネタがあるのか?と驚いた。 今度は、第一作の強敵・アポロの息子が成長してボクサーとなり、 チャン…