2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

笑うに笑えない

「シルバー川柳5」(ポプラ社)を読む。 いくつか面白い句があった。 ◉「年賀状出さずにいたら死亡説」 友人知人のブログを見ていて、2、3日更新がないと、 なにかあったのかと心配してしまう。まあ私のブログも そうだが、年取ってくると、ほとんど生存確認…

もしも……。

「歴史とプロパガンダ」(有馬哲夫著)を読む。 ルーズベルトは真珠湾奇襲を知っていた……というのは、 これまでよく言われていた陰謀説だが、ワタシはかねてから 疑問に思っていた。 「トラ・トラ・トラ!」を見てもわかるように、真珠湾では 数千人のアメリ…

時の流れに身をまかせ

最近見たツタヤの高すぎ新作は、当たりが多い。 アメリカ映画「6才のボクが、大人になるまで。」も 大当たりだった。 ある家族の、12年間にわたる歴史を描いたドラマで、 同じ俳優が12年間にわたって同じ役を演じ続けた、と いうのがすごい。 つまり主人公の…

セッションは続く

「セッション」があまりに強烈だったので、劇中で 演奏されるジャズを聴いてみようか、という気になった。 主人公が心酔するドラマー、バディ・リッチで検索すると、 CDが何枚か出てきた。 さっそく図書館で「チャーリー・パーカーの真髄」、 「レスター・ヤ…

こわい先生

ツタヤの高すぎ新作レンタルで、「セッション」を見る。 音楽のプロをめざす若者と、それをしごく鬼教師との、 まさに格闘技ともいえる戦いのドラマ。 汗が散り、血がにじみ、怒号が飛ぶ。とんでもない緊張感と 恐怖が持続する、一種のホラーともいえる映画…

夢のカフェ

先日オープンした、むさしの森珈琲・杉並井草店へ行ってみた。 最近はやりの、コメダ風コーヒーショップのひとつ。 すかいらーくがやっているので、店内はなんとなく ジョナサンとかガストの高級版?のような雰囲気。 ロッジ風で天井の高いコメダ三鷹店のほ…

どっちが多数派?

世間は、秋の連休だそうな。 ニュースを見ると、みんなうきうきどこかへ出かけている ようだ。人混みがキライで、人と同じ行動をよしとしない 独立独歩なワタシは、自転車で区内図書館めぐりに出かけた。 ネットで予約すれば、近くの図書館へ取り寄せできる…

脱いじゃった

「スクリプターはストリッパーではありません」 (白鳥あかね著・国書刊行会刊)を読む。 著者はスクリプターとして日活その他で長年活躍してきた人。 スクリプターという仕事が、シナリオライター、助監督など さまざまな要素も兼ね備えた、重要な仕事であ…

データ容量

読んだ本は、ここぞという所に付箋を貼り、スキャンする。 そしてPDFファイルにして、Macで読むことにしている。 紙がずいぶん減ったので、省エネ・低コストでいいのだが、 気になるのは、どんどん増えていくデータ容量だ。 先日など、A4版カラー100ページの…

有益な情報?

「情報の捨て方」(成毛眞著・角川新書)を読む。 著者は元日本マイクロソフト社長。読書法の著書が多い。 著者なりの知的生産の方法を開陳しているが、残念ながら あまり目新しいものはなかった。 使っているスマホのアプリを紹介されたって、こっちは ガラ…

徴兵制

安保法制がらみで、反対理由として「徴兵制が敷かれる」云々の 意見が根強い。 そこで、「息子がドイツの徴兵制から学んだこと」 (永冶ベックマン啓子著・祥伝社新書)という本を読んでみた。 著者はドイツに住む日本人で、夫はドイツ人。 一人息子が進路選…

狼なんかこわくない

金曜シニア無料の特権を使って、何かDVDを借りようと 西荻TSUTAYAへ。 最近やっと、高すぎ新作から夢の旧作へと降りてきた作品が あったなあと思ったのだが、タイトルが思い出せない。 ディカプリオ+スコセッシのコンビだというのは覚えているのだが。 え〜…

これってクール?(4)

クール・ジャパンの続き。 ある意味いちばん驚いたのは、「 インタビューを受ける時、 西洋では足を組まないといけない」との発言だ。 「足を組むこと」は、リラックスしているというサインだと言う。 あなたの話が面白く、とても興味があるからリラックス …

これってクール?(3)

日本では、その道一筋の職人さんがインタビューに答えて 「これからも一生勉強です」と謙虚に言うのが定番だが、 外国ではこれが理解されないらしい。 鴻上尚史がかつてロンドンに演劇留学した際、自己紹介の 時に「一生勉強ですから」と言ったら、あとでイ…

究極のぼっち

CSで「オール・イズ・ロスト」を放映していたので、 つい見てしまう。 R・レッドフォード主演の、海難サバイバル映画。 登場人物はレッドフォードのみ。いわば、レッドフォード版・ 太平洋ひとりぼっち(?)だ。 海の真ん中で、船腹に穴があいて浸水するヨッ…

これってクール?(2)

クール・ジャパンの続き。 もうひとつビックリしたのは、「定年」の話題。 日本の場合、定年退職しても次の職場を探したり、 なにかボランティアに励む……というのは、ごく 当たり前になっている。 ところが、外国は違うらしい。 番組中で、定年後に駅前の銅…

これってクール?

「クール・ジャパン!?」(鴻上尚史著・講談社現代新書)を 読む。 NHKの同名番組で取り上げたさまざまなトピックを 司会である著者が解説して、なかなか興味深い本だった。 日本に来た外国人が感心したものはなにか?として、 洗浄器付き便座、ママチャ…

これでいいかえ?

「説得は言い換えが9割」(向谷匡史著・ソフトバンク新書)を読む。 ちょっとした言い換えが説得力を生む実例を挙げて、 なるほどと思わせる。 たとえばスーパーの特売を、「安いよ安いよ」ではなく 「お買い得ですよ」と言い換えるとか、 グループの中の不…

作家とは?

「作家という病」(校條 剛著・講談社現代新書)を読む。 著者は、元新潮社の編集者。笹沢左保、川上宗薫、藤沢周平、 吉村昭、遠藤周作など、つきあいのあった 多くの作家たちの 内幕話がめっぼう面白い。その人の奇妙な一面、こだわり、 わかりにくさなど…

不食

「食べない人たち ビヨンド」(マキノ出版)を読む。 前作「食べない人たち」の後日談。不食を実践している3人の、 その後の記録と意見が強烈で、なかなか面白い。 なかでも無人島で不食実験をした人の言うことは、 目からウロコだった。 「人間はヒマだから…