仕事で学生の話を

聞いてると、いろいろな意味で隔世の感がありますな。
いまは入試にしても、センターだのAOだの指定校推薦だの
一般入試の一次だの二次だの、いろんな受け方があるんですね。
もう大学のほうも、「なんとかしてうちに入ってくれ」と
言わんばかり。必死だなw
パンフレットだって絢爛豪華だし分厚いし写真きれいだし
しかも学部別にいろいろ用意されてたりと至れりつくせり。
受験生に大学を見てもらう学内ツアーというのもあるらしい。


昔、われわれの頃ってモノクロの薄っぺらなパンフレットに
「来たいなら来れば?」みたいなタカビーな雰囲気横溢、
どんな教授がいてどんな勉強ができるのか、ちっとも
分からなかった。
合格発表だって、大学に張り出す掲示のみで、受験生に
直接教えてくれるわけではない。したがって地方から
上京してきた受験生は、大学周辺で営業している学生の
合格電報屋に頼るしかないのでありました。
これって不安だよね、見間違いの可能性あるし。
いまと比較すると、いろんな意味で不親切きわまりないって
感じだったなあ。


まあ、需要と供給の関係でものごとが決まっていく
市場経済原則を、ここでも確認した次第。