早送り&精読

wowowクローサー」を見る。
J・ロバーツ、C・オーウェン、J・ロウ、N・ポートマンと
豪華キャストだが、くっついたり離れたりするだけで全然
人物にもストーリーにも感情移入できず、全編早送り。
最後のオチも意味不明。「レオン」でいたいけな少女だった
N・ポートマンが、ストリッパーを演じているのがなんとも
時の流れのはかなさを感じさせて、オジサンとしてはああ無常w


●「街道をゆく・愛蘭土紀行2」(司馬遼太郎)を読む。
アイルランド人というのは、百戦百敗の民族だが、絶対に負けを
認めない。――このくだりで、ワタシは、池野めだか
「きょうはこれぐらいにしとったるわい!」を思い出してしまった。
何百年も、イギリスに向かってこのセリフを毒づいている
人たち、というところであろうか。
また、J・F・ケネディの父・ジョセフは、ボストンの実力者で、
選挙への協力の功績で大統領ルーズベルトから駐英大使に
任ぜられたが、時は第二次大戦前夜。徹底したイギリス嫌いの
アイルランド系であるジョセフは、「英国は必敗する」とまで
言い、参戦しようとするアメリカの足をとことん引っ張ったらしい。
そこまでやりますか……(^^;)。


司馬遼太郎は面白い、と再認識。比較するのもアレだが、
クローサー」などとちがってずんずん引き込まれ、
一字一句読み逃せない。
街道シリーズを読破したいなっと。