めざせ、英国紳士風!?

『華麗なる双輪主義』を読む。
ロンドンの紳士淑女の自転車スタイルやアイテムを紹介する
ちょっと面白い自転車本。
ブレザーに鳥打ち帽、ニッカボッカスタイルで古いロッド
ブレーキ仕様の自転車に乗っている爺さん、最高にカッコいい。
日本側からの提案?として、着物姿で自転車に乗る女性の
写真が載っているのだが、これまた驚くくらい決まっている。
最近やたら着物の店が増えている「きものの街・西荻」(笑)で
流行らせてみたいものだ。
そのほか、古い道具を偏愛するとか、自転車の行く先で楽器を
楽しむとか、レースやツーリング主体の現在の自転車パラダイム
対するアンチテーゼとして、なかなか面白いアングルからの
提案だと思う。


個人的には、昔持っていた、ラーレー20というミニサイクルの
写真が載っていて、ちょっとビックリ。
ホンダがなぜか輸入代理店をやっていた頃で、73、4年頃
その業務を打ちきったため、在庫処分として安く出ていたのを
つい衝動買いしてしまった。ミニサイクルなのに重いし
チェーンカバーがずれてズボンを巻き込むしと、ろくな思い出が
なかった。イギリス製品への幻想が打ち砕かれた、
最初の体験である(オオゲサ)。
だから、きっとこの本をマネしてみても、不便だったり
面倒だったりすることばかりなんだろうな……と、
思う次第でアリマスw