最高のツマミ

昨日の「インサイド・マン」が好例なのだが、見た直後は
なんとなく釈然としなくても、ネットの掲示板やらを
チェックしてみると、「あそこはそういう意味だったのか!」
「そういえばあのシーンは……」と思い当たることが多くて、
俄然自分にとっての傑作、佳作になってしまうことがある。
まあ、見た時点で分からなきゃ、映画としては落第という
見方もあろうが、最近の映画はあまり余計な説明をしないような
傾向にあるようだ。
たとえば、説明のために余計な回想を入れたらテンポが落ちる、
という構成上の計算もあるのだろう。
「ブロークバック・マウンテン」のラストの感動のシーンも、
なぜ○○○がそこにあるのか、すぐには分からなかったが、
掲示板の指摘で思い出した。みんなの意見を読んでいるうちに、
なかなか奥の深い映画だなあと思うに至った。


見て楽しみ、あとで調べたり原作を読んだりして楽しむ。
そして、なんといっても、こういう話をツマミにビールを
飲むのが最高ですワ(^^;)。