ベタベタの快感

映画「フラガール」を見る。
われらの世代には懐かしい、常磐ハワイアンセンターの裏話。
炭鉱町の娘たちが不景気から抜け出すためにフラガール
めざすという、どこかで聞いたようなお話。
こちらの涙腺を刺激するベタな展開の連続だが、いつしか
乗せられる快感が湧いてきて、スクリーンに釘付け。
俳優もみんないい。フラガールのメンバーの女性たちに、
いかにも田舎にいそうな感じのおもしろい顔を
揃えているのには感心した。
クライマックスは、圧倒的な迫力のダンスシーン。
とくに蒼井優ちゃんのソロは感動的だ。
相当練習したんだろうな~という驚きが、劇中人物への
思い入れと重なって、胸が熱くなる。
それまでのベタな展開も、ややオーバーな演出も、
これを際立たせるためのギミックだったのか!と思ったり。


おかげで、帰りの夜道は寒かったけど、
心のなかはほっかほかでした(^^;)。
今年のベスト1は、邦画・「フラガール」、
洋画・「硫黄島からの手紙」(見てないけど)で
決まりですワ……たぶんw