世論が動いた

wowowスタンドアップ」を見る。
シャリーズ・セロン主演のセクハラ裁判映画。
1989年だというのに、ほとんど犯罪レベルのセクハラを
していたというミネソタの鉱山会社が舞台。
セロンほどの美人が、よりによって鉱山で働くことも
ないだろうに……と思いつつ見入ってしまう。
この実際あった事件が、セクハラ裁判として
世論を動かしたらしい(セロンだけに)。
いまじゃ、セクハラにパワハラと、会社も大変だ(^^;)。


昔、ワタシが学校を出て入った会社は超ワンマン社長で、
いま思えばパワハラがひどかった。
なにしろ、日曜日に新宿の直営店へ出てこいとか言う(もちろん
手当なし)。
残業してないと「あいつはダメだ」という(残業手当はなし)。
ワタシなんぞ、「お前は、入社以来一度も正月におれの家に
挨拶に来たことがないな」と、大勢の前で面罵されてしまった。
忠誠心の証に、社員は正月に社長を訪ねるのが不文律になって
いたんである。もちろん忠誠心のかけらもないワタシが、
行くわけがない。
ちなみにこの時、ワタシがなんと答えたかというと、
「正月は田舎に帰りますので」だった。
われながら情けない(^^;)。


とにかく、1989年というつい最近のことなのに、
人権先進国アメリカで、こんなひどい行為があったというのは
驚きだ。ミネソタって、ガラの悪いとこなんだなあ。
もし今後アメリカに行くことがあっても、ミネソタと、
イージーライダーが射殺されたディープサウスには、
絶対行かないぞっと(^^;)。