「しょうがない」その後

少し前の日記で、「しょうがない」と「もったいない」は
いかにも日本的な言葉だ――と書いたが、せっかくなので
もうひとつ探して、「いかにも日本人らしい言葉三羽がらす」を
選出しようと考えた(ヒマだなオレも)。
そこで、電子辞書の逆引き機能を使って、「~ない」で
終わる言葉を探してみた。候補は以下の通り。


●縁起でもない
●神も仏もない
●曲がない
●芸がない
●精がない
●そつがない
●そこはかとない
●年甲斐もない
●とてつもない
●願ってもない
●恥も外聞もない
●まんざらでもない
●身も蓋もない
やくたいもない
●らちもない
●わけもない


どれもいいが、個人的には「精がない」が好きだ。
うちの田舎では、年寄りがよく使っていた。
「せっかく子供を育てたのに、東京へ行ってしもうて、
精がない」「せっかく育てた野菜を、イノシシに食べられて
精がない」などと使う。
「そつがない」「そこはかとない」も、いかにも日本的で
いいなあ。しかしここは、某麻生太郎の本にちなんで、
「とてつもない」を推しておこうか。他の二つとちがって、
えらく元気のあるところがいい。


というわけで、
「しょうがない」「もったいない」「とてつもない」を、
日本人を象徴する3大キーワードと認定したい(勝手でスイマセン)w