なったつもりで

自転車の駐輪問題で、ふと思いついた。
最近読んだ「佐藤可士和の超仕事術」。
SMAP、携帯電話、ユニクロなどのキャンペーンや商品開発を手がけた、
いまや当代No.1の売れっ子アートディレクターである。
彼が手がけた今治のタオルは、高品質をアピールして1万円の値段をつけ、
デパートで好調な売れ行きという。タオルなんて引っ越しの挨拶で
もらうもの……などと思っている向きにはビックリの逆転の発想だ。
彼に駐輪場をデザインさせたらどうなるか?と、考えてみた。
(以下、佐藤可士和になったつもりw)


まず、大胆に発想を変える。駅前に駐輪した自転車を邪魔者あつかい
せず、街の風景の一部と考える。昔、「女性の美しさは都市の一部です」と
いう資生堂の広告があったが、その線で迫る。
たとえばでかいグラスタワーかなんかにして、外から自転車が見える
ようにする。自転車の質感を生かして、増えれば増えるほどある種の
オブジェとして見栄えがするように並べる。
値段の高いロードレーサーを自慢したい人は、高く目立つ位置に駐輪できる。
その分、駐輪料金は割増となる。
駐輪料金は2時間までタダ。それ以降は有料とし、一部は環境問題や
チャリティへの寄付とする。
自転車で来ることが楽しく、エコとして誇れるよう、自転車乗りや
地元民の意識を変えていく。


どうだろう? なかなかグーなアイデアだと思うのだが。
もっとも、「そんな建物の予算をどうするのか」「そんなスペースはない」と
言われればそれまでだけどね……(^^;)