温泉とAV

杉並区成田東にある銭湯「吉の湯」へ行ってみた。
露天風呂やジェットバスもついた、いまはやりの
スーパー銭湯風コンセプトで、
去年オープンしたばかりなので新しくて気持ちいい。
露天は空が見えて快適だし、ぬるま湯の炭酸風呂が
なんとも良い気分。
これはなかなかの贅沢ではないか。これで450円はお値打ちだ。
ご近所の人たちが世間話をしているのも、
いかにも銭湯らしくていい。


で、その世間話のなかで、映画のビデオがどうの液晶テレビ
どうのという話を聞いているうちに、この手のお風呂とAV環境の
ヒエラルキー(?)について思い当たった。
楽しさや非日常性を味わえるという点で、
遠隔地の温泉=映画館とすると、
スーパー銭湯=50インチ以上の大画面液晶テレビ
ここのような露天付き銭湯=32~40くらいの液晶テレビ
自宅の内風呂=20インチくらいの小型液晶テレビ
……ではないかと思った次第。
ちなみに従来の銭湯は、デジタル放送非対応の
ブラウン管テレビのようなものか?(^^;)


銭湯の衰退がよく言われるが、吉の湯のようにリニューアルすれば、
活路は開けるのではないか。
気軽に味わえる非日常性とヒーリング効果。
うちに風呂がないから行く……のではなく、楽しいから、
快適だから行くという人が増えるはずだ。
などと思いつつ、暮れなずむ空を見上げて、マターリとぬるま湯に
浸かっていると、これ以上の幸せはないような気すら
してくるのであった。
あ~、気持ちよすぎて眠くなる……zzz